門奈さんのバンドネオンが歌う「鳥の歌」
門奈さんは、根っからのタンゲーロ(タンゴマン)だけど、比類のない音楽性を持っている方。指揮者の井上道義氏も共演した感想を「数少ない本物の一人」と絶賛。
そんな門奈さんは、滅多に演奏する機会がないクラシック音楽に対しては「どう弾いていいか、わからん!」などと言っているのに、いざ、ステージで演奏すると「どこが、わからんのや!」と言いたくなるほど、自分の物にしてしまって、「いっちょあり〜〜」ってな具合にまんまと料理してしまっているから、悔しいったらありゃしない(ご本人は、それでもまだ納得がいっていないみたいだけど、もう充分ごちそうさまです。)
この間はタンゴ以外にカザルスの名演で知られる「鳥の歌」を音登夢と共演した。そのメロディーのお料理の仕方ったら、、、
カザルスは天国で聴きながら「彼が自分と同じ世代のチェリストでなくて良かった〜〜」と思っていることだろう。また「彼と共演してみたかった」とも感じているだろう。持って生まれた歌心なのか、門奈節は本当に凄い! 編曲を担当した山口良介氏が門奈さんの演奏を目の当たりにして「こう生きよ!」と言われた気がする、と実に見事な表現をされていた。
後述になってしまったが、音登夢のメンバーそれぞれの技量と人間性の温かみがコンサート会場の空間を包み込んだ素敵な演奏会だったと思う。どうも、近頃、「人の温もりを感じる心のこもったもの」が欠乏気味で、演奏会にも同じことが言える傾向のなか、上質の心を感じた演奏会に満足。
特筆すべきは木村夫妻が演奏したコダーイの二重奏も圧巻だった。アンサンブルの完成度、そして、自分たちの音楽に引き込む吸引力。こんな人たちが、自分の近くにいるなんて光栄なことだ!
http://www004.upp.so-net.ne.jp/ototom/
英国海軍士官がたたえた日本海軍の武士道
――英国兵422名を救助した駆逐艦「雷」工藤艦長
惠隆之介 著
草思社刊 (2006年7月5日第1刷発行\1,700)
スラバヤ沖海戦の後、日本海軍は多数の敵国将兵を救助した。これを決断実行した駆逐艦「雷」艦長工藤俊作の生涯と救助の一部始終を描く。
私は、初刊が発売された翌日くらいに入手した。この工藤艦長は、妻や子供にも一切、自分が救った沢山の敵兵やその物語を語らなかったという。これは、工藤艦長に命を助けられたイギリス海軍の士官が戦後60年近くなって命の恩人の工藤艦長を探そうとしたことから、この本の出版に繋がった。もし、その英国海軍士官が戦後すぐとはいわなくても、若くして何らかの理由で亡くなっていたら、この感動の物語は世に伝えられなかっただろう。
前述のおすすめネタ「アーロン収容所」を読むとイギリスが嫌いになるかもしれなが、この「敵兵を救助せよ」は、まったくその反対の印象が残る。両方とも、実際におこったこと。これが、現実なのかもしれない。「アーロン収容所」のあとにこの本をあげようと思っていた矢先、昨日、フジテレビの番組でこの美談を取り上げたそうだ。
これも是非、一読をおすすめします!
http://www.soshisha.com/book_search/detail/1_4794214995.html
映像'07 父のまなざし−難病の父から子ども達へのメッセージ
ALS{筋萎縮性側策硬化症}といえば、私にとってはここ2〜3年に知った病気で、それまでは全く知らなかった。たまたま頂いたご縁で、野村監督作品(藤村志保、栗塚旭、賀集利樹、山内明日ほか出演)の映画「二人日和」にアストロリコが音楽を担当させてもらったことで、この病気のことを知った。(藤村志保さんが演じる妻がALSにかかっている)
http://futaribiyori.com/topnews.html
あの映画に参加していなかったら、無知のままだったと思う。幸い、映画はドイツの映画祭「ジャパンコネクション」でグランプリを受賞する高い評価を得た。監督の昔からの仲間で映画美術でたくさんの名作(大魔神、眠狂四郎、ほかびっくりするくらいの凄いが作品ずらり!)を手がけられた内藤昭さんという方が、ALSだったのが「二人日和」作りのきっかけ。撮影から編集の間、映画が完成するまで何度もフィルムを入院先で内藤さんに見てもらったとか。残念ながら、今年の冬、内藤さんはご逝去されました。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_film.html#film_0704
少しでも、この病気をたくさんの方に理解してもらい、少しでも早く治療方法が開発されることを願って、映画のサントラ盤CDの収益をアストロリコから日本ALS協会に寄付したのは昨年の秋。だが、まだまだ、不足しているのは事実で、もっともっとサントラ盤の収益を上げてお役に立ちたい・・・と思っていたそんな矢先に、この番組。差し迫った現実を目の当たりしたとき、もっとがんばらなくちゃっと感じた。と同時に、たくさんの人が一度に見るテレビの放送だから、良い時間帯の放送はできないのかなって思った。世の中のどれだけが、私のような深夜族なんだろう。。。結構、この時間帯って心うたれる人間ドキュメントをやっているようだけど、この時間帯ってみんな起きてテレビを見ているのだろうか・・
■ 父のまなざし−難病の父から子ども達へのメッセージ−
4月15日「映像'07」 24時45分ー25時45分
兵庫県芦屋市に住む、T.Nさん(男性)=ALS{筋萎縮性側策硬化症}
二男は小児白血病、三男はダウン症のハンデイを負いなが
らも、家族が明るく一日、一日を宝物のように生きている。
アーロン収容所 会田雄次著
現在も入手可能ですが、私自身は家にあった1970年代に出版された当時の本を父から借りました。裏表紙には定価200円と書いてありました。あまりに紙がもろくなって、中のページも黄ばんでいたのでブックカバー(1000円)を購入して慎重に扱いました。
戦後生まれの世代に特に一読してもらいたいと思いました。
後日、アップしますが、下記のページには、私が推薦する永井友二郎先生の新書も紹介しているので、びっくりしています。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%B3%E5%8F%8E%E5%AE%B9%E6%89%80-%E4%BC%9A%E7%94%B0-%E9%9B%84%E6%AC%A1/dp/4122000467
http://gamaster.s37.xrea.com/item.php?asin=4122000467
イカナゴの釘煮
お礼のお電話をしたら「今年は、暖冬の影響でイカナゴが本当に少なく手に入りにくくて苦労した。今年は、イカナゴは高級魚ですよ。」ということだった。そんな貴重なダイヤモンドのようなイカナゴを私にまで贈っていただき感謝!
それにしても、庶民の味のイカナゴが高級魚並とは、温暖化の影響は庶民の食卓に直撃。こんなところでも、環境危機を感じる一幕。そういえば、先日、桜にも温暖化の悪影響で「**サルノコシカケ」茸が多く発生し幹が空洞になっていて倒れる危険があるので、伐採せざるを得なくなっているというTV番組を見た。寒い冬を堪えたからこそ、爆発的エネルギーをもって咲き乱れる花々やイカナゴの釘煮などの旬の味で、春の喜びを心身ともに感じられるというのに・・・。
あ、また、ここで解決できないことを言い出してしまった。
イカナゴの釘煮は、白いご飯がすすむ君!食べ過ぎに要注意でっす
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