「唖撫驅版~洛虫洛外図 二の段」公演 (京都)

昨夜は、いとも不思議な世界の公演でした。
真夏の夜の夢、、、、とでもいうか。
京都は西陣という独特の地域、昔から西陣織で有名な地域には、「千年の都」の
風格が街路の端々に見え隠れし、その古風な空間の中でうごめく人世界ではない
「もののけの世界」を垣間見たような・・・
人間の死角の中の世界が闇の中から展開し、そして最後には、虫の音だけが
聞こえる静寂の世界、現実の人間の視覚の世界に戻っていく・・・
奇々怪々の独特な世界から、置き去りにされた現代人の忘れ物を見たような気が
しました。

ゲストのデカルコ・マリィさんの鬼気迫る演技が素晴らしく、ステージをいっそう
引き締めて充実の作品になりました。
カエルの歌合戦シーン(結構、マジにカエル同士の勝負所)では、私たち演奏家
も一緒になってカエル鳴き真似(楽器で)で参加させてもらい、楽しかったです。

鳥獣戯画は、カエルを人間に置き換えたような絵画ですが、昨日の作品はその
逆で、人間が鳥獣戯画の世界に飛び込んだ怪画
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