「唖撫驅版~洛虫洛外図 二の段」公演 (京都)

昨夜は、いとも不思議な世界の公演でした。
真夏の夜の夢、、、、とでもいうか。
京都は西陣という独特の地域、昔から西陣織で有名な地域には、「千年の都」の
風格が街路の端々に見え隠れし、その古風な空間の中でうごめく人世界ではない
「もののけの世界」を垣間見たような・・・
人間の死角の中の世界が闇の中から展開し、そして最後には、虫の音だけが
聞こえる静寂の世界、現実の人間の視覚の世界に戻っていく・・・
奇々怪々の独特な世界から、置き去りにされた現代人の忘れ物を見たような気が
しました。

ゲストのデカルコ・マリィさんの鬼気迫る演技が素晴らしく、ステージをいっそう
引き締めて充実の作品になりました。
カエルの歌合戦シーン(結構、マジにカエル同士の勝負所)では、私たち演奏家
も一緒になってカエル鳴き真似(楽器で)で参加させてもらい、楽しかったです。

鳥獣戯画は、カエルを人間に置き換えたような絵画ですが、昨日の作品はその
逆で、人間が鳥獣戯画の世界に飛び込んだ怪画
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コメント

二の段ということは

一の段もあったのでしょうか。

ミクシイのヤンさんのコメの感じだと、とっても立体的な舞台構成のようですね。
視点を変えた場所からの俯瞰?という感覚でしょうか。
もののけや、あやかし、闇、は千年の都には似合い過ぎです。

一の段

唖撫驅のメンバーの一人です、
せっかくですのコメントを、
4年前2004年8月大徳寺近くのギャラリー「リトリート 遊」にて
「こほろぎの晩餐」と称し、一の段を、実は
その伏線で1994年3月に法然院にて、前段
「迦楼羅の臍」(かるらのへそ)と称し、9年ぶりに公演再開、
その年の11月、吉田山山頂の新千早(現茂庵)にて「月と金平糖」。
都合14年がかりのテーマなのです。
アストロリコのみなさんのおかげで今回、物の怪たちは元の住処に戻れました。
ラストシーン、門奈さんの<忘却>の調べにうまく乗せてもらえました。

もののけ の段

三毛猫さん、ささっくん、 コメントをありがとうございます。
そういうわけなんです。(って、いきなり解決!?)

とにかく、一の段、前段、は立ち会っておりませんので、コメントできませんが、先日の二の段は、内容を深く受け止めました。
ラストシーンで、今は使われなくなった昔懐かしい日用品をカエル達が両手で頭上に掲げながら狂乱舞するシーン、そして、それが突然ストップモーションになり、ゆっくりと元の住処に戻ると同時に日用品も何事もなかったかのように廃屋の元の位置に・・
あのシーンは、人間が使うだけつかって放置している道具の叫びであり、また、普段は弱い立場で今は都市開発でどんどん住処を奪われているカエルに代表される昔から日本人とともに生息していた生き物の叫びであり、そんな精霊かもののけか、見分けが付かない世界から人間を冷ややかに観察されているかのような・・・

訴えるものが凄くありました。
参加させていただいて良かったです。
ありがとうございます。

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