琴線にふれる…

わかってはいることではありますが、改めて門奈さんの演奏というか
門奈節って凄いなぁ~~って思いました。

10年以上も前にアストロリコで演奏した「孤独」(ピアソラ作曲で
同名のものが2タイプあるんですが、演奏時間が短い方)の音源が
たまたま出てきて、聴いたら、やっぱ、ただもんじゃないですよ。
どういうのでしょう。。。

早いパッセージを完璧にガンガン演奏して、ガガガ~~って
「どうだ、これでもか!」って、顔の前にバンっと出されるような
音楽じゃなくて。。。。

聴いていて、知らない間に自分の心の縦糸やら横糸に絡みついている
っていうか、気が付くとがガッツリ鷲掴みにされているというか。

「あなたのハートに忍び込む」っていうセリフ、門奈節のことやわ。
ただ、単純なロングトーンを出しているだけなのに、その強弱のバランス
や緩急が目に見えないくらいの絶妙な加減で、琴線に触れる、という
ことがどういうことかってことを演奏が終わって、ため息でわかる。


あんなこと、どうやったらできるんだろう・・・って。
20年一緒にさせていただいていも、毎度、演奏しながら

「これこれ、これなのよね~~」ってリスナーになっている自分がいます。

ほんま、あれ、世界中のバンドネオン奏者で出来る人って門奈さんしか
いないと思うな。アルゼンチンの人も、それがわかっているから、

「日本にはモンナがいるだろう。アルゼンチンに何を聴きにきたのか?」

って言ったんでしょうね。
前に、アルゼンチンのミュージシャンに、そう言われて「いつ門奈さんの
演奏が聴けるか」と北海道のタンゴファンから電話があったっけ。
ほかに、来日中のアルゼンチンの楽団のバンドネオン奏者にも、
「あんたは、モンナの演奏を聴いたことがあるのか?」
って言われて、新幹線で関西まで聴きに来られた方もいたなぁ。
で、お住まいが近くなくて残念がっておられた・・・

人の心に滑り込む「業」 は 「技」 ではないところに存在するのかも。

最近、ツイッターで良い言葉をつぶやいていた方がおられて感動しました。

「完成度より感性度人の心に響くのは…」

すばらしい言葉ですね。
これに通じるものがあるような気がします。
人の心に響いた先に本当の意味で「完成度=感性度」となるように思います。
門奈さんの凄いところは、年齢を重ねて・・という言葉が当てはまらない所。
20歳代のバンドネオンを初めて10年もしないうちから、あの黄金色の
表現で魅了されているところなんです。やっぱり、天性の「業」の世界
でしょうか。あ、これ「ごう」と読まないでくださいね。「わざ」と
読んでください。「ごう」と読んでしまったら、違うイメージに・・・
神の業ともいうべき、、と言いたかったのです。
とにかく、生の演奏を聴ける、というのは、同じ時代に生きた人だけの特権。
ぜひ、少しでもたくさんの人に門奈さんのバンドネオン演奏を聴いていただきたい!


上記の内容は、先日、ツイッターでも少しだけつぶやきましたが・・・
時間が経てば経つほど、思いが強くなって・・・再度、記してしまいました。
「タンゴの話題」ではありますが、タンゴに限らず本物をおすすめしたい
という気持ちから「おすすめネタ」のカテゴリーに入れました。

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