D☆D「TANGO DokiDoki」公演 番外編(大浦みずきに捧ぐ)

お稽古場で再会したときから多くは語らなかったけど、出演者全員の
心の中は同じだったように思います。

『大浦みずきに捧ぐ』

このワードを口に出して言わないだけ。
お稽古場や劇場でひと言でも発すると、ステージに向けて集中する強い
気持ちが折れそうになるから?

そうはいっても、安寿ミラさんと香寿たつきさんとはステージとオーケストラ
団員というポジションの違いがあっても同じ時期に同じ公演に携わっていた
という共通項もあり、当然、大浦みずきさんの宝塚時代とも重複する時期を
共有しているので、最初は昔話にもなりましたけど・・・

お互いに大浦さんゆかりの品を何かしら身につけてずっと過ごしていました。
一緒にステージに立ちたい、もっと、ステージをしたかっただろう彼女の
ことを思って、、、、。

実は、大浦さんとステージで使用した楽譜、そのまま各人が保管しています。
大浦さんは自ら「タンゴの伝道師になる」とおっしゃっていたくらいですから
後輩のみなさんが彼女のレパートリーをすることを喜んでおられるはずですが
私的には、大浦さんで使用した楽譜を大浦さん以外で使用することに一瞬、
立ち止まりかけました。コピーして紙だけは新しくしたいかも・・・って。
でも、彼女をステージに連れて行きたいという気持ちが勝って、そのまま
彼女が最期にステージに立った、そのときの空気に触れたまま封印していた
楽譜を出してステージで使用しました。
あとでわかりましたが、門奈さんもあえて大浦さんと一緒に出演したときの
楽譜を使うことで、彼女をステージに・・・と思っておられたとのこと。

リハーサル初日、歌詞の変更もタイミングの変更もあまりなく、大浦さんの
最期のステージでやったままで演奏できる「ブエノスアイレスのマリア」で
ついに、ボロ~~~っと。お稽古場で歌っているのはDDなんですが、楽譜を追って
演奏している目ん玉の裏っ側で、ライトを浴びて妖艶さを放っていた大浦さん
の姿と声が蘇ってきてしまいました。間奏のときにアストロリコ四重奏の一人一人
に別れを告げるかのように眺めておられたことなど。その表情が本当に慈愛に
満ちて美しかったこと!でも、あのとき彼女は相当痛かったはず、息ができなくて
苦しかったはず・・・

千秋楽のトーク場面で安寿さんが少し大浦さんに触れられたときは、涙腺の
コルクがポンとスパーリングボトルを開栓したときみたいに・・・
あ、でも、すぐに安寿さんが立ち直って笑いに戻してくださいましたが(*^_^*)

改めて『大浦みずき』の存在の大きさを感じた公演でした。


D☆Dのオフィシャルブログより東山君のコメント






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コメント

No title

そうだったのですね・・・。
門奈さんと麻場さんのお心遣いきっとなつめさん喜ばれていらしたと思います。
ヤンさんの胸にはあのクロスのペンダントがあったと聞いています・・・。
お稽古場から舞台までずっと一緒だったのでしょうね。可愛い花組時代の後輩がタンゴを歌ってくださったのですから・・・。

今日はありがとうございました。
久しぶりに耳にするアストロリコ四重奏の皆さんのタンゴ・・・どうしてもそこに幻像をみてしまって・・・一部はほとんど泣いちゃっていました。
こんなことを言っては失礼ですが、大浦みずきという舞台人の大きさを改めて感じました。
タンゴをもっと歌い踊る歳を重ねたなつめさんを見たかった・・・・・。
思い切って行かせていただいて良かったです。そして門奈さん麻場さんにお目にかかれて幸せでした。ありがとうございました。
お身体にはくれぐれもお気をつけてくださいませ。
また私の中のなつめさんと一緒に逢いに行かせていただきます。

Re: 蘭月 さん

> そうだったのですね・・・。
そうだったんですよ~~。
平花さんも私も何かしら、身につけてステージに上がっていましたし、身につける
ものがないメンバーは楽譜などゆかりのものをステージに連れていってました。

こんなことをコメントしながらも、いまだに「彼女はどこかで公演している」と
気分なんですけど、、、。

昨日は、ご来場くださり、うれしかったです!ありがとうございました!
昨日をきっかけに、また、タンゴのライブにお出かけくださいね。
今後とも、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

No title

D☆D公演、お疲れ様でした。
私は、千秋楽を観に伺いました。

三年前、なつめさんの最後の舞台となった劇場・・・
細い体がますます細くなられて、舞台上の奥で肩で息をされていたなつめさんを観て、
心配でとても不安に思ったこと、
「バーモス・ニーナ」の妖艶な美しさ、
ドレスの裾を持ち後ろ向きになって舞台袖にかけて行かれたなつめさんの姿などが
鮮やかに甦ってきて、目頭を熱くしておりました。
アストロリコさんの皆さんの想いをこうしてうかがうと、イケマセン・・・涙が止まりません。

なつめさんを通じて、アストロリコの皆さんのタンゴに出逢い、タンゴが大好きになりました。
大切な出逢いです。大切に大切にしていきたいと思っています。

D☆Dに限らず、若い方達とのコラボ公演は、またチャレンジしていただきたいですね。
皆さんの若返りに効果あり?(失礼)

年末に向かって公演が続きますね。タンゴが聴けるクリスマスも素敵!
そちらには伺えませんが、また関東に来ていただけるのを楽しみにしています。
くれぐれもお身体に気をつけてくださいますように。










Re: yumeko さん

ご来場、ありがとうございましたv-351
トークタイムは、やはり千秋楽が一番盛り上がりましたね。
千秋楽は、いろいろとアレンジも入って楽しいやら、終わって
寂しいやら・・・

公演のシリーズが同じなだけでなく、劇場・ステージの板・楽屋まで
全て、3年前と同じなので、とても不思議な感じです。
大浦さんは、やっぱり、凄い人ですね。あのような状況でも、健康で
調子がよいときと同じように早くきて、ウォーミングアップして
おられました。
何度も、彼女の姿や表情、声が蘇りました。
彼女が命懸けで作ってきたもの、どうぞ、これからも可愛がって
やってくださいね。大浦さんも、ファンの皆様に凄く愛されていて
幸せですね。

1月下旬に関東公演します。また、そのうちインフォメーションを
出しますが、アストロリコのHPには、すでに出ています。
こちらも、今後とも、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。m(_ _)m

京都は本気で寒くなってきました!
関東の方が、京都より寒いと思いますので、どうぞ、ご自愛くださいませv-343

No title

TANGO DokiDoki お疲れ様でした。
素晴らしい舞台にひきこまれ、アストロリコさんの生演奏に心痺れ、いろいろな想いが心をよぎりました。

そうでしたか・・・、なつめさんゆかりのものを身につけられたり、あの時と同じ楽譜を使われたりされてたんですね。

劇場も楽屋も同じだったんですね・・・。

3年が、ついこの間のことなのか、随分昔のことなのか、不思議な気がします。

りかさんのコメントで、なつめさんを偲ぶことができるのがとても嬉しいです。

千秋楽には伺えなかったのですが、安寿さんがなつめさんのお名前を出してコメントされたそうですね。やっぱり、ひとことお名前を聞けたのはうれしいですね。

私ごとですが、なつめさんから安寿さん、安寿さんから東山さんと繋がっていて、今度はなつめさんからアストロリコさん、アストロリコさんから東山さんと繋がって、好きな方々が輪になった感じなのです。
忘れられない舞台でした。

寒くなりますので、皆様どうぞお体にお気をつけてお過ごしくださいませ。
関東公演、楽しみにしています!

Re: No title

ご来場、ありがとうございました!

D☆Dは、相変わらずの生命のエネルギーほとばしるステージで、
ちょいと朽ち果てかけた私に、パァ~ッ明るく新鮮で清々しい
空気を運んできてくれた気がします。

ステージでは、それぞれが、それぞれの色々な思い、それこそ
「万感の思い」をいただきながら、そして、今できる精一杯の
ことを表現したように思います。


> 千秋楽には伺えなかったのですが、安寿さんがなつめさんのお名前を出してコメントされたそうですね。やっぱり、ひとことお名前を聞けたのはうれしいですね。
↑、あのときは、どうなることか、と思いました。だって、次は例の
「麻場毒吐きタイム」扱いになってしまったトーク時間ですから。
安寿さんが予告無しに大浦さんのお名前を出されたので、スイッチが
入ったみたいに、ウルウル・グシュグシュ、、、焦りましたv-356
初日のときは、緞帳が降りたステージで私が声をかけてしまって気丈に
がんばっていた安寿さんを泣かせてしまったので、千秋楽のステージで
お返しをいただいた感じになりました。

>
> 私ごとですが、なつめさんから安寿さん、安寿さんから東山さんと繋がっていて、今度はなつめさんからアストロリコさん、アストロリコさんから東山さんと繋がって、好きな方々が輪になった感じなのです。
そうですね、私たちにとっても輪になって繋がっています。
すべての始まりは、大浦さんがアストロリコとタンゴのステージをする決心
をしてくださったところから始まります。

来年1月、関東に伺います。4月も!
今後とも、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。m(_ _)m
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